県政報告 いのちを守り、未来を育む 神奈川県議会議員(公明党県議団)佐々木 正行
今回は議会での取り組みや防災警察常任委員会での質疑の一部などについて報告致します。
心のサポーター養成事業の推進
うつ病などの精神疾患や心の不調に悩む人を支える「心のサポーター」を養成する「心のサポーター養成事業」が2024年度から全国で実施されます。国は33年度までに全国で100万人の養成をめざしています。
「心のサポーター」とは、メンタルヘルスや精神疾患への正しい知識を持ち、地域や職域でメンタルヘルスの問題を抱える人や家族に対して可能な範囲で手助けをする人のことを指すもので、各地域で養成されていくことで、地域における普及啓発に寄与するとともに、精神疾患の予防や早期介入につなげることを目的としています。
コロナ禍でうつ病等の精神疾患にり患するリスクが高まる中、同事業は県としても推進すべき取組だと考え、私も推進しているところです。
県は精神疾患を正しく理解し、早期発見・治療につなげて支援する環境づくりを推進するため国の同事業に着手。当初、県は県民とかかわる時間帯が長い職種などに限定して実施する考えでしたが、養成事業を県民に普及させ必要な人に必要な支援をするためにも対象範囲を広げるべきと強く訴え、県は協議の結果、全ての県民を対象としました。こうした中、県は2月1日から試行自治体として養成研修を始めました。私も受講して日頃の活動に生かしています。来年度も予算確保を要請しています。今後も「心のサポーター」を養成することで、誰もが安心して暮らせる社会へ向け取り組みを進めてまいります。
免許センターの日曜学科
試験のオンライン予約等
運転免許センターの日曜の学科試験について、私は県民の皆様からのご指摘・ご要望を受け、これまで日曜の導入を強く要請してきました。今年2月からは平日のオンライン予約が導入されましたが、学科試験の不合格者が受験できない現状の見直しを改めて求めるとともに、日曜のオンライン予約の導入についても質しました。
県警は日曜の試験のオンライン予約を4月3日に実施される試験から導入する方針を説明。併せて、不合格者の日曜の再受験についても同日開始されます。
高齢者講習の円滑化
高齢者講習について今まで質問してきた中で昨年5月に改正された手数料の概要と変更内容について説明を求めました。
県警によると高齢者講習は2時間の講習に一元化されるため、認知機能検査と高齢者講習の同日実施が可能になります。
手数料や高齢者講習の見直しにより今後、教習所での高齢者講習などの受け入れ拡大に向けた検討を求めたところ、県警は教習所との連携をさらに深め協力を依頼するとともに受講待ち期間の短縮を推進する方針です。
警察署における運転免許窓口業務について
警察署の交通行政窓口は昼休みの手続きを行っていませんが、昼休みを利用して免許更新の手続きなどをしたい人は多いと思われます。昨年6月からはコロナ禍で時短受付となったため、他の行政機関と同様の受付時間を求める意見も上がっています。そこでデジタル化などによる業務の効率化を踏まえ今後、昼休みも更新手続きを実施するよう改善を求めました。
県警は24年度末に全国でのオンラインによる講習の導入に向け準備しており、事務の効率化が図れることから、その中で昼休みの運用について検討していく考えです。
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