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さがみはら中央区 意見広告

公開日:2025.07.31

県政報告Vol.75
県政の課題を問う
自民党県議会議員 河本 文雄(かわもと ふみお)

 昨年度、私は産業労働常任委員会で「宇宙関連企業振興」について質問を行ってまいりました。その後、動きがありましたので、経過について引き続きご報告させていただきます。また、7月25日に閉会いたしました神奈川県議会令和7年度第2回定例会において、自由民主党神奈川県議会議員団から国に挙げた意見書2件についてお知らせいたします。

宇宙関連産業振興

 産業振興に向けた取組は、地域経済の活性化のためにも重要です。

 神奈川県では、令和7年度当初予算における特徴的な取組のひとつとして、宇宙関連産業の振興を掲げています。

 宇宙関連産業は、国においても市場規模を倍増させていくことを政府目標に掲げており、今後成長が見込まれる産業分野です。

橋本に関連企業交流拠点整備へ

 また、相模原市には国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙科学研究所があり、県内には人工衛星などの製造を担っている企業の事業所が立地し、部品の製造や組立、試験などに携わってきた中小企業が集積しているなど、宇宙関連産業の振興に取り組む上で高い潜在力があります。

 さらに、人工衛星などに用いられる部品は、高い耐久性が求められる自動車部品との親和性が高く、本県の自動車産業などを支えてきた高い技術力を活かすことができると考えられています。

 県では、宇宙関連産業振興のひとつの取組として、県内企業等の参入促進や、既に集積している宇宙関連企業との共創を図るため、「宇宙関連企業交流拠点」を整備し、企業間の連携や情報共有等を促進することとしています。

 県は、今年度、約7千万円の予算を計上し、プロポーザルの結果、相模原市内の橋本エリアに交流拠点を設置する方向で取組が進められています。

 相模原市(橋本)エリアは、リニア中央新幹線の開通により、本県の産業創出の要衝となることが大いに期待されています。それに向けて、この拠点において、企業の連携・交流、産業の集積を促進し、地域経済の活性化に向けて取組を進めてまいります。

国に2件の意見書を提出

 1件目は「食料の安定供給及び農業の経営安定に向けた取組を求める」ものです。要望は5つ。▽食料の安定供給と自給率向上のための長期的な制度改革▽米の適切な備蓄を維持し、価格変動を抑えるための柔軟な需給体制を確立▽農家のセーフティネット拡充▽小規模農地の維持へ向けた支援策拡充▽新規就農者の育成・確保事業の対象者の要件や支援機関の拡充となります。

 2件目は「速やかな病院経営改善のための支援策等を求める」ものです。意見書の中では国の財政フレームを根本的に見直すことや診療報酬の改定、そこへ向けた緊急的な財政的支援の実施などについて求めています。

 今後も県民の皆様が安全で安心して暮らせる社会へ向け、施策づくりに注力してまいります。

神奈川県議会議員 河本文雄

相模原市中央区東淵野辺5-21-11

TEL:042-707-8836

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