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さがみはら中央区 文化

公開日:2022.03.31

「カムカム英語」古淵に開講
朝ドラで話題 次男が指導

  • 本紙のインタビューに答える平川さん

  • 古淵で行われている英会話教室。中央が平川さん=カルチャーセンター提供

 NHKで放送中の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」に登場するラジオ講座「カムカム英語」の講師・平川唯一(ただいち)さんの次男でウクレレ奏者の平川洌(きよし)さんが2月から、南区古淵の相模原カルチャーセンターで英会話教室を開講した。洌さんは、「相模原の人に喜んでもらえてうれしい。笑いのある教室にしたい」とほほを緩める。

 戦後の日本をラジオ英会話で明るくした父・唯一さん。幼い頃からカムカム英語を聞き込んで英語に慣れ親しんでいた洌さんだが、唯一さんから「勉強しろ」と強制されたことはなかった。「しかめっつらで学んでも長続きしない。英語は明るく楽しい言語だから、学ぶことを楽しみなさいというのが父の教えだった」と振り返る。家庭での会話は日本語厳禁。破ると罰金だったが、自然と苦に感じることはなかったという。そんな唯一さん仕込みの英語で、自宅で開いていた教室「カムカムクラブ」で小中学生と英語遊びをしたり、慶應義塾大学の講師を務めた経験も持つ。

 加えて、ウクレレ奏者の第一人者でカーネギーホールで演奏しスタンディングオベーションを浴びたこともある洌さん。都内を中心に現在も18の教室でウクレレを教えている。古淵の同センターではウクレレと英会話の2教室を担当。朝ドラの放送や唯一さんに関する著書の出版を機に、同センターから新たに教室開講のオファーを受けてこのほど実現した。英会話教室を受け持つのは約6年ぶり。「英語を教えるのはやっぱり楽しいね」と目を細め、「学ぶことの楽しさを知ってほしい。喜んでもらうことが自分の健康にもつながっている」と話す。唯一さんのモットーだった「英語は楽しく」の遺志を継ぎ、これからもエネルギッシュに笑顔あふれる教室を築く。

 講座の問い合わせは同センター【電話】042・776・3011。

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