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さがみはら中央区 文化

公開日:2022.08.25

上溝団地
集いの場「ホッコリ屋」誕生

  • シルバーカフェで談笑する参加者



 光が丘地区上溝団地の地域住民が集うコミュニティースペース「上溝健康団地ホッコリ屋」の開所式が7月23日に行われた。





 高齢化が進み空き家が増えている団地を地域に開かれた場所にするため神奈川県が策定している「健康団地推進計画」により、旧さくらストアーの事務所跡地に誕生したホッコリ屋。光が丘地区では同所を世代間交流の促進や高齢者などの孤立防止の場として活用しようと、2018年から準備が進められていたものの、コロナ下で拠点の修繕や協議などが難航し、およそ2年遅れでのオープンとなった。





 開所式には同所の設置のため2020年に設立された「上溝団地健康団地推進協議会」のほか県職員、運営スタッフを担う民生委員らが出席。活動の歩みを映像で振り返ったほか、関係者から多くの祝辞が寄せられた。同地区自治会連合会の割柏秀規会長は「さくらストアーがオープンした50年前のにぎわいから、自然と静かに高齢化してきた団地。さくらストアーの第2の人生として再び活気あふれる場所になれば」と期待を寄せた。協議会の鈴木勝雄さんは「これからますます活動を広げ、活発にやっていきたい」と話した。





 式典後、出席者は同所で毎週土曜日の午前10時から正午に実施している「シルバーカフェ」を見学。参加費100円でコーヒーや菓子を楽しめるカフェは、21年10月のプレオープンから約560人ほどが利用しており、すでに地区内で人気を博しているという。





 加えて、光が丘地域包括支援センターが月に一度、理学療法士を講師とした健康講座を開催するなど、地元住民が集い新たなにぎわいを創出する場所として活用が進められている。今後は若者が担い手となる事業や学習塾など、同所を拠点にさまざまな活動を展開していく予定だ。

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