さがみはら中央区 教育
公開日:2022.08.25
相模女子大 学生5人
歯科医院とコラボ授業
相模女子大学学芸学部生活デザイン学科の学生は、「歯医者をもっと居心地のよい場所に」との目的で企画された歯科川崎医院中央とのコラボ授業を4月から受講中だ。
アートと医療の融合に関心のあった川崎正仁理事長が、同学科の牛尾卓巳教授に相談したことをきっかけに授業が実現。歯医者にもつ「怖い」「痛い」などのマイナスのイメージを払拭するため、院内にテキスタイル(布織物)を飾り和みのある空間を作り出すことに。まずデザインについて学生同士で話し合い、同院のスタッフや患者、近隣住民にインタビューを行うなど入念に準備。秋、冬、春、雨期、夏の担当を決め、それぞれ季節をイメージしたデザインを制作した。9月から1年間、学生らのデザインを写した布が同院に飾られる予定だ。
学生らは7月下旬、川崎理事長、中嶋俊之院長らに向けプレゼンテーションを行い、デザインに込めた思いや工夫を説明。春を担当する3年の鍋島はなさんは「歯の健康や地域の人とのつながりを表した。春らしい優しい色使いにしたので、来院者の心が安らげば」と話した。中嶋院長は「患者さんの反応を見るのが楽しみ」と期待を込め、川崎理事長は「個性あるデザインで面白い」と笑顔を見せた。
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