日本スポーツチャンバラ協会、国際スポーツチャンバラ協会主催の第47回全日本選手権大会が9月4日、横浜武道館で開催され、相模原市スポーツチャンバラ協会(磯隆司会長)に所属する3選手が、部門別に銀・銅メダルを獲得した。
スポーツチャンバラは、スポチャン面とエアーソフト剣(短刀・小太刀・長剣・杖・棒・槍など)、楯や籠手を用い相手と対戦する競技( 異種試合 )。
今大会の小太刀二段の部で銀メダルを獲得したのは南区下溝在住の能勢翔一選手(28)。競技歴20年の能勢選手は、「相模原協会では古参なので、協会の看板を背負っているというかすごいプレッシャーがあった。銀メダルが獲れて本当に信じられない気持ち。これまでの練習が実った」と笑顔。「今後も積極的に大会に出場し、世界でも実績を残したい」とコメントした。
同じく小太刀二段の部で銅メダルとなったのは陽光台在住の西川浩由選手(48)。西川選手は競技歴14年。「8年前に全日本と世界で銀メダルを獲ったが、その後は好成績が収められず、年齢的なこともあり弱気になっていた。しかし家族も一緒に楽しむ中、一念発起して『雨垂れ石を穿つ』の精神で、この一年稽古に打ち込んだ。今は自分をほめてあげたい」と感慨ぶかけ。「これからも大会に出場する姿を子どもたちに見せていきたい」と意欲的に話す。
また、楯長剣5〜10級の部で銅メダルを獲得したのが田名在住の磯藍里選手(上溝南中2年)。13歳ながら競技歴6年の磯さんは、「3位は少し悔しい反面、最後勝っての結果なのでやっぱりうれしい。学校で吹奏楽の部活動があり、なかなか稽古の時間が取れない中、それでも密度の濃い稽古を心掛けた。次の目標は世界での優勝だが、まずは入賞を目指し、一歩一歩レベルアップしていきたい。スポチャンは子どもも大人も一生懸命になれて楽しい」とほほ笑んだ。
3人は年内に開催される世界大会に出場する予定になっている。
※スポーツチャンバラは、1971年に始められた競技。当初は「護身道」といわれ、特に「小太刀護身道」が人気を呼び全国に普及。小太刀以外に長剣や槍なども使用するようになり、呼称がスポーツチャンバラに変わった。90年代に入り世界大会も開かれ、特にフランスやイタリア、ロシア、韓国などで人気が高いという。
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