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さがみはら中央区 スポーツ

公開日:2023.03.02

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SC戸田監督に聞く

  • 東FC選手と記念写真に納まる戸田監督(黄色い練習着)

 あさって3月4日(土)、相模原ギオンスタジアム(南区下溝)で開幕戦を行う地元サッカークラブSC相模原。相模原市出身の戸田和幸新監督に話を聞いた(2月23日取材)。

 ―いつ、どうしてサッカーを始めたか。

 「2つ上の兄が先にやっていた。兄に付いて見に行って、やってみたら楽しかった。野球もやっていたが、確か野球チームは4年生からしか入れなくて。だからサッカーを。逆だったら野球だったかもしれない」

 ―子どもたちはユニフォームを喜んでいた。

 「この辺はJクラブがたくさんある。彼らからすると観に行きたいチームは多分、川崎や横浜でしょうし、そういった純粋な子どもたちに(SC相模原を)どれだけ印象付けられるか。『観に行きたい』と思ってもらわないといけない」

 ―今季のチームで見てもらいたい点は。

 「僕を含めてフレッシュマンの集まり。うまくいくことを目指しているが、プレーする喜びとかゴールに向かう意欲とか、本質のところをしっかり表現できるようにしたい。サッカーはうまくいかないことがいっぱいある。ただ、うまくいかないことに意識を向けすぎると、そもそもゴールに向かえなくなる。ゴールに向かう時に必ず相手はいて、足でボールを扱うのは難しい。全部のプレーを成功させようとすると、逆に怖くてできなくなる。そういったメンタル的なチャレンジャーのマインドとか、うまくいかないものの中に、うまくできることを見つけていく、作っていくというのが、それが実はサッカーの良いところだと思っている。失敗は許される、許容される。失敗することがあったとしても、『全てはゴールに向かうためにやるんだよ』『その中でうまくいかないプレーもあるんだよ』『それでも僕たちはゴールを目指してディフェンスもするしアタックもするんだよ』というのを、チームがスタートしてから7週目の今もずっと言ってきている。簡単に言えば『失敗を恐れずにチャレンジできる』ような選手、チームにしたい。うまさはその後にしか出てこない。意外とサッカーは最初にうまいプレーしようとするとうまくできない」

 ―市民へメッセージをお願いします。

 「初めての試合は選手の頃もそうだけど高ぶりもすれば不安もある。最後は自分と自分たちを信じた上で、目一杯努力するしかない。僕たちの努力してきたものが新しいチームとして観にきてくれた人に伝わればいいと思う。その上でもちろん結果も取りにいくので、今まで以上に相模原に対して、僕ら側がエネルギーを皆さんに与えられる存在になればいい。(市内には)他にもプロスポーツがあって、良い意味で切磋琢磨しながら、スポーツでみなさんの生活に活力とか彩りとか、週末の楽しみを今まで以上に提供できる存在になれたら。シンボルとか、あまり大きいことは言いたくないけれど、スポーツにはそれだけの力があると思うし、『よし、また明日からがんばろう』って思ってくれる人もいる。そこになぜ足を運びたくなるのかを僕らが想像して、どういう態度と姿勢とパフォーマンスをピッチで表現すべきなのかを、チームには伝え続けているんですけど、まずはそれをしっかり開幕戦で披露したい」

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