さがみはら中央区 教育
公開日:2023.03.09
保養キャンプ「1組でも」
福島の家族招き
福島の子どもたちとその保護者らを呼び、「保養キャンプ」を続ける市民団体「母ちゃんず」。同団体は活動12年目となる今年も、4月1日(土)から町田市内の施設で企画している。
「行きたいという人、家族が1組でもいる限り、続けます」。代表の竹内亜紀さん(緑区鳥屋在住)はそう話す。保養キャンプの目的は「短期間でも放射線量が高い場所を離れることでの心身のリフレッシュ」だ。同団体は2012年から相模原市内や近郊での保養キャンプを企画し、多くの家族を受け入れてきた。これまで春夏の開催を基本に合計20回以上にわたり、延べ900人以上の家族らの「癒し」に貢献してきた。
参加者減少
ただ、東日本大震災による原発事故から10年以上が経ち、需要が減っているのも事実。過去には60人規模の参加があったものの、コロナ禍での中止を経て昨年に再開すると、春キャンプは1組のみ。夏でも3組という少なさだった。2月末時点で、4月の春キャンプの実施は見えていない状況だ。
「寂しいが続ける」
線量やその健康被害についての報道はめっきり減っている。一方で、実際福島県が運営する放射能測定マップを見ると、福島の線量は神奈川県内と比較して数倍高い地域もある。保養キャンプについても全国での開催を紹介するサイトがあり、今も複数の実施が告知されている。「チェルノブイリ原発事故などの歴史を振り返れば10年経っても体に影響があることはわかるはず。参加者が少なくなるのはさびしいが我々は続けていく」
参加受付中
春の企画「とことんまったりキャンプ」は4月1日から3日(月)まで2泊3日で、町田市大地沢青少年センター(町田市相原町)を会場に行われる。対象は福島在住の小学生以下の子どもとその家族。参加費は無料。応募は同団体のホームページから。
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