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さがみはら中央区 社会

公開日:2023.03.16

国家資格の「ドローン」
市内でも需要に期待

  • 2月12日に行われた相模原ドローンステーションによる国家資格の説明会=提供

  • ジュピターで行われた実技体験=1月28日

 無人航空機を飛行させるのに必要な技能を持つことを証明する国家資格制度「無人航空機操縦者技能証明制度」が昨年12月に施行され、今後ますます注目が集まることが予想されるドローン。国が定める要件を満たした登録講習機関での受講を修了すると実地試験が免除される。市内で講習機関として登録された民間事業者では現在、説明会などが開かれている。

予想以上の反響

 横山にある「ドローンラウンジジュピター」は1月28日、国家資格説明会を開催した。運営するグローバル・ウノの予想以上の反響を見せ、約80人の参加があった。当日は国家資格になったことによる変更点やその概要、試験の手順、今後の動きなどを実演を交えて説明。また、さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト内にフィールドをオープンさせ、そこで練習や大会などを実施する構想も披露した。同社の川合靖一社長は、「国家資格となることでより安全性が向上し、ドローンの需要が高まる期待がある」と話した。

豊かな相模原へ

 「相模原ドローンステーション」(緑区寸沢嵐)は、登録講習機関である一般社団法人日本マルチコプター協会に加盟するドローンスクール。定期的に練習会と体験会も実施している。運営するAIRWOLF(南区磯部)の松下龍太社長は「相模原はロボット特区にも指定されており、社会におけるドローンの役割を官民一体で率先して全国に示していく必要がある」と相模原のドローン産業の展望を述べ、「ドローンによって豊かで住みやすく強い相模原をつくっていけたら」と語る。同社では建物の検査・点検、農業、空撮などを展開し「空の産業」の拡大を図っている。

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