さがみはら中央区 経済
公開日:2023.03.30
働きがいのある会社ランキング
永田屋がベストカンパニーに
「能力開発の機会」などが評価
緑区橋本に本社を構える葬祭業の永田屋(田中大輔代表取締役)がこのほど、「2023年版日本における働きがいのある会社ランキング」で上位100社であるベストカンパニーに選ばれた。エンディング業界で初、市内の企業としても唯一のランクインとなった。
ランキングは、Great Place To Workジャパン社が主催。認定・ランキング参加企業の中でも、特に水準が高い企業を「働きがいのある会社」として発表しているもの。今回は634社が参加した。
同社は小規模(従業員25〜99人)部門で31位にランクイン。特に評価されたのは「能力開発の機会が与えられている」「地域・社会に貢献している」「経営・管理者層の期待が明確」の3点。田中代表は「死に向き合う仕事をしているからこその誇り、こだわりが社員の働きがいになっている。24時間365日営業する我々の業界がランクインするのはハードルが高いと思う。情報サービス系の企業がランクインする中、業界の地位向上はもちろん、他業種が働きがいを見出すきっかけになれば」と話す。
きっかけは新卒採用
今年で創業110年を迎える同社。働きがいを意識するきっかけは17年の新卒採用だった。「募集をかけたら約200人のエントリーがあった。多い数字ではなく、変わらないといけないと感じた」という。そこで田中代表が決めたのは「社員満足度を上げる」こと。「より選ばれる会社になるために、まず自分がどんな会社にしたいのか考えた。そして、理念である『お客様よし、社員よし、地域よし』の三方よしを追求しつつ、仕事の価値や良さを伝えることを具体的にやってきた」という。採用も理念共感型採用にシフトチェンジ。「永田屋の理念を大事にしてくれる人を採用し、入社してより良い人生を送れる会社づくりを徹底した」と続ける。
考え方の転換も大きかった。「コントロールが可能な『自分』と『未来』にフォーカスしようと考えた。社員の育成もできないことではなく、できることを見てあげて愛情を持って接するようにした」と話す。
その成果は徐々に現れ始めている。マイナビ就職企業人気ランキングでエンディング業界から初のランクイン、ホワイト企業アワード2021最優秀賞、グーグル口コミ件数は県内葬儀社の中で第1位となっている。
よりよい地域に
田中社長は「2050年までに日本一のライフエンディンググループをつくる」と目標を掲げる。「当社はありがとうが集まる100年企業を掲げており、感謝されることは社員の働きがいになる。それで善循環が生まれる。大変な事もあるが、社員がハイパフォーマンスを出せる環境作りを心がけたい。そして、働きがいのある企業が増え、地域がより良くなればうれしい」と話した。
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