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さがみはら中央区 人物風土記

公開日:2023.04.20

4月1日付で中央区長に就任した
萱野 克彦さん
南区磯部在住 54歳

地元を誇れる町に

 ○…区長への就任は「驚きのあまり、椅子でバウンドした」と声を弾ませる。13年前、市の政令指定都市への移行に携わり、区割りや区の名付けにもかかわった。当時の先輩3人が務めた区長職という役目には「縁を感じるが、重責に身の引き締まる思い」。直近では、新型コロナウイルスワクチン接種推進担当部長などとして、未曾有の事態に向き合った。「安全・安心な暮らしが何より大切。区民の皆さんと対話しながら、一緒に取り組んでいけたら」

 ○…南区・磯部で生まれ育った。大学卒業後、1991年に入庁。さまざまな現場で奔走しながら「相模原の良さって何だろう」と問い続けてきた。就職してからも数年間は教師の夢を追ったが、転機となったのは広報課への異動。神奈川新聞社への出向を命じられ、記者として目まぐるしく駆け回るうち、やりがいや楽しさを見出す。その後も東京事務所への赴任や、スポーツ課での「ホームタウンチーム制度」の創設など、多様な分野で積極的に動いた。

 ○…「何事も『にわか』。飽きっぽくて」と笑い「職に恵まれ、いつも周りに支えられ、ここまでやってきた」と感謝する。「前例がなくても『とにかくやり遂げる』というのが向いている。たくさんの経験が唯一の財産」と、謙虚な姿勢の中にも自信を覗かせる。

 ○…区政については、自転車事故の頻発を課題に挙げ、交通安全の徹底に力を注ぐ構えだ。また地域参加への敷居の高さを懸念し、「やりたい人が気軽に、できることをやっていける仕組みを」と意気込みを見せる。「相模原は『これからの町』。時間はかかっても、夢のある、ワクワクする町にしたい。住んでいて良かったと思ってもらえるように」と、明るい未来を描いている。

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