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さがみはら中央区 文化

公開日:2023.06.15

処分されかけた「版画プレス機」
市内専門学校 生涯学習講座で活用

  • 受講生の銅版画の作品

  • 版画プレス機を使う渡辺教授

  • 崔さんと渡辺教授(右)

 相模原ビジネス公務員専門学校(奥田経男校長/中央区)で珍しい版画プレス機を使った「銅版画講座〜メゾチントの世界」が6月2日から始まった。

 この版画プレス機は、3月に閉館した多摩美術大学美術館(多摩市)にあったもの。個人から寄付を受け長く同館が所有していたが、閉館を前に寄付を仲介した同大の渡辺達正名誉教授に処分について話があったという。渡辺教授は引き取り手を探そうと、橋本アートギャラリーの作品展示などで交友のあった奥田校長に打診。奥田校長は「空き教室の有効利用と共に、社会貢献、芸術振興になるならぜひ」と快諾した。

 版画プレス機は、新日本造形(株)製で重さは約300キロ。渡辺教授は「あまり作られていないもので、これは特注のもの。価格は130万円くらいはするんじゃないかな」と解説する。

 その後、生涯学習講座の話がトントン拍子に進んでいった。講師の崔(チェ)恩(ウン)知(ジ)さんは「コロナでしばらく講座ができなかったので、このタイミングで相模原で開催できて良かった。参加者も楽しそうだった」と話した。

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