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さがみはら中央区 人物風土記

公開日:2023.07.27

5月20日付で相模原市副市長に就任した
石井 賢之さん
厚木市在住 65歳

真実を探し、注目する

 ○…「副市長への就任は光栄なこと。責任は重くなるが、これまでと同じように仕事をしていく」。市議会議会局長、企画財政局理事などを務めてきた。これから担当するのは主に財政局、市民局、健康福祉局、区役所、会計課の分野。「地方自治法第167条の通り、私の役割は市長を補佐し、市長の命を受け、政策や企画を遂行すること」ときっぱり。

 ○…10代半ばから公務員を目指すようになった。大学では経営学を学び、1980年に市役所に入庁。区役所を除く全ての部署を経験した。中でも印象に残っているのが、2005年の公立保育園の民営化。保護者の理解を得ることと、現場の混乱を防ぐために奔走する日々が続いた。「保護者や現場の人とのコミュニケーションが大切。楽しかったし、勉強になった」と振り返る。

 ○…子どもの頃から自分の世界観で想像できる読書が好きで、『蒼穹の昴』『鉄道員』で知られる浅田次郎氏の大ファン。2018年に橋本図書館の館長に就任した時は「好きな本に携わる仕事ができるのでうれしかった。通信大学に通い、8カ月ほどで図書館司書の資格を取った。学校へ通う必要もあり、大変だった」と振り返る。現在は畑仕事にも精を出す。「水田が大変。かなり鍛えられた」と笑みをこぼす。

 ○…「公務員だけではなく、土木業・保育士などいろいろな職の人と仕事をした。職員としての考えを作る上で非常に重要な経験だった。恵まれた公務員人生」と回顧する。これまで自分から市民の声を聞き課題の解決を図ってきたように、これからも「物事の真実は常に一つしかないはず。そこにフォーカスしていく」と、市長の右腕として、市の課題解決を真っ直ぐに見据える。

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