さがみはら中央区 経済
公開日:2023.09.14
相模原市
トライアル発注6製品認定
新たな展開めざし販路支援も
相模原市は9月1日、2023年度の「相模原市トライアル発注認定制度」について6社の6製品を認定すると発表した。中央区内の企業では旭フォークリフト株式会社(横江利夫代表取締役)の「いす缶」が選ばれた。
市が販路支援
この制度は、相模原市が2010年に創設した中小企業の支援策。優れた新製品の生産や新サービスの提供によって新たな事業分野の開拓を図る市内中小企業者を認定し、その新製品の販路開拓を支援している。
14回目となる今年度は▽株式会社ユニテックス(南区)「データ移行・メディア変換オールインワンサービス」▽Ronk株式会社(緑区)「知らせる君」▽旭フォークリフト株式会社(中央区)「いす缶」▽株式会社コバヤシ精密工業(南区)「ポータブル通信電流計『ENIMAS(エニマス)』」▽I・T・O株式会社(南区)「BOGETS(防災減災対応システム)」▽株式会社グリーンノート(緑区)「CO2見える化キット」――6社の6製品を認定した。認定期間は2026年3月31日まで。
再利用で SDGs
旭フォークリフトの「いす缶」はフォークリフトで使用したオイルの缶をペイントし、再利用したSDGs商品。椅子としてだけではなく、おもちゃ入れやゴミ箱としても活躍できるほか、アウトドア商品として薪入れなどにも使用できるという。
この日、市庁舎で行われた認定式には各社の代表者らが出席し、本村賢太郎市長から認定書が手渡された。
認定式で本村市長は「市内企業には、国内だけでなく、世界でも活躍する企業になってもらいたい。そのためにも新たなチャレンジができるよう、ものづくり産業を応援していきたい」と話した。
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