さがみはら中央区 社会
公開日:2023.09.21
市内認知症高齢者数
40年に5万人超か
市、多様な取り組みを展開
相模原市が策定した「第8期相模原市高齢者保健福祉計画」によると市内の認知症高齢者数は今後増加することが予測され、2025(令和7)年には3万9191人、2040(令和 22)年には5万5241 人に上ると推計されている。
高齢化が進行する中、相模原市は増加が見込まれる認知症の人とその家族が安心して暮らすことができる環境を整備しようと、さまざまな取り組みを展開している。
サポーター制度
「認知症サポーター養成講座」は、認知症について約1時間30分の講座を受けると、サポーターの証として「サポーターカード」がもらえるというもの。講師は市が定める研修を修了した「キャラバン・メイト」が務める。症状や関わり方などを説明し、正しい知識の普及に努めている。
検索サービス
また市は、高齢者の行方がわからなくなった場合に備え、専用の端末を貸し出し、GPS機能を利用して居場所を伝える「認知症高齢者・障害者等見守り検索サービス」を提供。さらに「認知症高齢者・障害者等SOSネットワークシステム」では、警察や交通機関、福祉関係機関等の協力により早期発見を支援する。本人の状況や緊急連絡先などの情報を事前登録すると、警察への連絡で早期発見に向け協力を得ることができる。
相談窓口
市内に29カ所ある「地域包括支援センター」では認知症をはじめ、保健・福祉・介護などに関する相談を常時受け付けている。また認知症に特化した専門医療相談窓口として「市認知症疾患医療センター」を、北里大学病院(南区)と総合相模更生病院(中央区)に設置しており、専門のスタッフが電話や面接による相談に応じている。
情報発信も
そのほか、パンフレット「もの忘れの進行を緩やかにするために〜知って安心!認知症を理解しよう〜」や「もの忘れ安心ガイドブック」といった資料を市の公式ホームページで公開し、啓発や支援を図っている。
問い合わせは市地域包括ケア推進課【電話】042・769・9222。
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