こどもタウンニュースさがみはら版
12月6日
「日本最強の焼肉店」。ある業者がそう表現するほど、実力は圧倒的。相模原市民なら尚更、その理由がよくわかるはず―。1994年1月、相模原市田名(現中央区田名)に1号店(現在は閉店)オープンし、現在は市内を中心とした神奈川県内、多摩地域で合計25店舗を展開する焼肉店「七輪炭火焼肉味(み)ん味(み)ん」。今年開業30周年を迎えるにあたり創業者、関係者、ファンらの声を通じてその魅力を紹介する。
1日6000人
土日ともなれば開店時間の30分前、午後4時くらいから店舗に人が集まり始める。開店と同時に、24席ほどある店内は「満席」となる。25店舗合計で1日の平均来店者数は6000人に上るという。
なぜそこまで人気があるのか?「美味しくて安い」。多くの人が絶賛するのが、そのコストパフォーマンスの良さだ。
まず「美味しさ」については、使用する食材の良さはもちろん、その品質管理に力を入れている点が大きい。特に鮮度。基本的にその日に提供されるメニューは、その日に作られたもの。また、フードメニューを含めどのメニューも「調理」されている。
そして「安さ」。肉メニューは480円から用意しており、フードメニューを含めても1000円を超えるものはない(価格はいずれも税抜)。この点については「企業努力」(社員談)に他ならない。
「最強」の訳
その繁盛ぶりには業者も舌を巻く。多くの焼肉店を取引先に持つ全国レベルの業務用酒類販売業者は、その中でも「最強」と表現する。それは「良いものをより安く」という店のポリシーを追求し、「美味しさ、お値打ち感、安全性、サービス」といった全ての面に抜かりがないから。それを実行、継続できているのは、創業者で現在も店舗を経営する株式会社味ん味ん(厚木市)の三上賀通(よしゆき)社長の強い信念による=中面に関連記事。
「リピートしたくなるメニューが多過ぎるくらいでどれも美味しい」「これからも通い続けたいお店。相模原に生まれてくれてありがとう!」。創業30周年にあたりファンからはそのような声が多数寄せられた=中面で紹介。ちなみに過去には「3日に2日は行く」「22日間通い続けた」(いずれも従業員談)など熱心すぎる人たちも存在したとか...。
「ずっと満足を」
田名からスタートし宮下、相模大野と市内で出店。その後、愛川町、八王子市、町田市へと進出。今では発祥の地である相模原市に5店舗、県内(相模原市除く)に8店舗、そして多摩地域に12店舗、合計25店舗を構える。創業当初10人ほどだったスタッフは現在、800人規模に。文字通りこの地域を代表する名物店となった。一方、ここ数年は地元のプロボクサーを支援するなど地域貢献にも力を入れる。節目を迎えたことについて三上社長は「これからも多くの皆様に満足していただける店であり続けたい」と話した。
◆以下の画像をクリックかタップするとデジタルブックが開きます。
こどもタウンニュースさがみはら版12月6日 |
|
|
|
|
|