神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

「田名にもう一度鯉のぼりを」 有志がGWにイベント

文化

公開:2024年4月25日

  • X
  • LINE
  • hatena
準備に参加したおやじの会メンバーと園児たち
準備に参加したおやじの会メンバーと園児たち

 子どもたちのため、田名に再び鯉のぼりを――。田名幼稚園(水郷田名)の保護者による有志団体「おやじの会」が4月27日から5月5日まで、子どもたちの作った鯉のぼりの展示イベント「よみがえれこいのぼり相模川」を行う。会場は田名八幡宮近くの水路。

 GW中の相模原の風物詩として30年以上親しまれてきた「泳げ鯉のぼり相模川」。約1200匹の鯉のぼりが青空を泳ぐ様子は圧巻で、市を代表する観光行事の一つとして2016年には延べ50万人が来場。19年を最後に、資機材の老朽化やその補修にかかる負担、担い手不足などの理由から幕を閉じた。

 同会の篠崎孝之会長は「両親や親戚とバーベキューをしたり、屋台がたくさん出ていたりとたくさん思い出がある。なくなってさみしい思いがあった」と話す。

 時代の変化によって、鯉のぼりを飾る家も減少した。そのような中、篠崎さんは「子どもたちのため、前のような鯉のぼりをできないか」と考える。しかし、以前のような規模で開催するのは「とてつもなく大変」だとわかった。そこでまずは、近所の水路に鯉のぼりを設置することに。

 開催を決めてからは、賛同する保護者と園児たちが中心となり、春休みに鯉のぼりを制作。絵の具やペンで描いたり、ペットボトルで作ったりと思い思いの鯉のぼりができあがった。

 同会の竹田望稔さんは「これがきっかけで地域に広がっていって、またやろうという人が増えたらいいなと思っている」と熱を込める。篠崎さんの妻・ケイ子さんも「かつての鯉のぼりと同じように、とにかく子どもたちに喜んでほしい。時代が変わってやり方は変わるかもしれないけれど、みんなが無理なく続けていける方法を見つけていきたい」と話している。

 イベントに関する問い合わせは同園【電話】042・761・1606へ。

さがみはら中央区版のローカルニュース最新6

さがみ美術展で作品公募

さがみ美術展で作品公募

締め切り5月31日まで

5月5日

鉄道写真40点ずらり

鉄道写真40点ずらり

市民ギャラリーで

5月4日

アゴラ春号

アゴラ春号

5月3日

「やさしさ」胸に奉仕を

「やさしさ」胸に奉仕を

相模原グリーンロータリークラブ

5月2日

上溝郵便局員が詐欺防ぐ

上溝郵便局員が詐欺防ぐ

相模原警察署から感謝状

5月2日

「唯一無二の歌を」

伊勢正三さん・イルカさんインタビュー

「唯一無二の歌を」

6月7日、グリーンホールでライブ

5月2日

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

  • 3月23日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月5日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook