子育て支援団体「みらい子育てネットさがみはら連絡協議会」の会長を務める 高柳 眞木子さん 南区在住 56歳
もらった恩、次世代へ
○…子どもたちの健やかな成長を願い、子育てに携わる人の支援や子育てしやすい環境づくりに取り組む。前身の「相模原市母親クラブ連絡協議会」として1965年に設立された「みらい子育てネットさがみはら連絡協議会」には現在、各地域で活動する団体や個人など総勢110人が所属する。「行政や各団体との連携や、学びを提供することが『みらい』の役割」と気を引き締める。
○…3きょうだいの長女として埼玉県で育ち、にぎやかな団地で子ども時代を過ごした。結婚・出産を機に相模原へ。見知らぬ土地での生活にさみしさを感じ、子育てサークルに参加した。「母親を応援する気持ちや、子どもを受け入れてくれる雰囲気が言動から伝わってきたことを覚えている」。それから20年以上「みらい」で役員を続け、昨年の春、子どもたちの独立を機に会長に就任した。
○…子育てで大切なのは「バランス。子どもとの時間だけでなく、外に目を向けて自分の時間を作り、いろいろなところで関わりを持つこと」。仕事はもちろん、子どもの学校や部活動、習い事にも積極的に関わってきた。「自分の成長につながるし、仕事でも団体でも、役に立てることが嬉しくて」。子育てが落ち着いた現在は、約20年務めている地元のオリジナルパジャマ製造・販売業(株)フレックスで組織運営にも携わっている。
○…「相模原には支援団体や支援に携わる人がたくさんいて受け口は多い。でも、参加には勇気が必要。ハードルを下げたり、後押しする人の声かけや質が大切だと思う」と課題を挙げる。「ひとりで悩まないでと伝えたい。自分が助けられたので、今度は誰かの役に立ちたい」。経験と感謝の気持ちを、次の世代につなげていく。
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「共にささえあい 生きる社会」相模原市は、全ての人が共に支えあって生きる共生社会の実現を目指しています。 https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kosodate/fukushi/1026641/1012901.html |
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