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さがみはら中央区 社会

公開日:2025.07.16

相模総合補給廠
一部を歩道として整備
共同使用で合意

  • 歩道として整備される箇所(画像上)、「3工区」部分の共同使用が合意された(画像下)

 相模総合補給廠の北側外周に位置する道路の一部(上矢部1・2丁目の「3工区」)およそ390メートルの共同使用が6月、日米合同委員会で合意された。大野北小学校の通学路になっていることを踏まえ、市は歩道としての整備を今年度中に完了させることをめざしている。

先行して整備

 北側外周道路をめぐっては、宮下本町から上矢部までの間に一本の道路を新設し、道路幅を広げることで、緊急車両の円滑な通行や通学路の安全性向上を実現しようと2013年に返還が合意された。

 ただ、補給廠内の建物からフェンスまでの間に10メートルの距離を確保することが求められているため、十分な道路用地を得るには一部の住居など民有地を買収する必要があることなどから、今日まで返還に至っていない。

 市は、条件を満たすことができた部分を返還までの間の共同使用という形で先行して整備することで、いち早く児童の安全確保などにつなげたい考え。幅およそ3メートルの歩道と、車道との間の防護柵を構築しようとしている。残りの区間について市の担当者は「用地取得を伴うため、道路整備の完了予定時期をお示しすることが困難な状況」と話している。

 上矢部自治会長の岡本誠さんは「もちろん共同使用は好ましい。一方で、通行がしやすくなることで車の交通量が増えたりスピードを出したりすることにならないか心配している」と話す。市の担当者はこうした懸念に対して「今回の整備は通学児童をはじめ歩行者の安全確保を目的として基地側に拡幅して歩道を整備するもの」と考えを示した。

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