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さがみはら中央区 人物風土記

公開日:2025.07.24

5月28日付けで相模原市建設業協会の会長に就任した
入江 功さん
淵野辺在住 51歳

意思受け継ぎ役目果たす

 ○…「相模原市の仕事をできるだけ地元の会員に発注していただけるよう、継続して訴えていく」。相模原市は他の政令指定都市と比べて予算に占める建設事業費の割合が少ない。同協会はこれまでも、建設事業費の増額を市に訴え続けてきた。「地元の建設業者は災害時の復旧作業で大きな力になる。ゲリラ豪雨や地震がいつあるかわからない中、我々が人材や体力を蓄えられるよう、仕事を増やすのが会長としての役目」

 ○…会長として意気込む背景には、19年間同協会をリードしてきた篠崎栄治前会長への並々ならない感謝の思いがある。「自分の仕事もある中、会のために動いてくれた。他のベテラン会員も含め、会を支えるために理事に残ってくれる。頭が下がる思い。意思を受け継ぎ、貢献していきたい」

 ○…父が裸一貫で立ち上げた建設会社を30歳で継いだ。幼い頃から見てきた姿に強く影響を受けている。夏休みの思い出は父の仕事場で一日遊び、サウナに行き、焼き肉を食べたこと。「なぜかそのときのことを鮮明に覚えているんです」。父から受け継ぎ大切にしている言葉がある。「建設業は人がいないとできない商売だから『人を大事に』とずっと言われてきた。そのためにも仕事量を確保しないと」

 ○…ずっと父の背中を追ってきたが、あるとき「自分は自分」とも思うようになった。今、一番大切にしたいことは社員を守ること。苦しい局面を共に乗り越えてきた社員たちに「感謝しかない」。生まれ育ち、これまで営業を続けてこれた地元・相模原への思いも年々強くなっている。「綺麗ごとでなく、会社として地域に貢献したいし、それが社員の喜びやモチベーションになると思う」

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