さがみはら中央区 人物風土記
公開日:2025.09.04
7月に相模原税務署長に就任した
武山 晶則さん
東京都青梅市在住 60歳
冷静に、公正に
○…署長としての着任は2署目。「前任地は職員12人、市民6万人ほどだったので、今回は10数倍規模」。140人の職員とともに72万市民の税務行政を遂行する。「すでにやりがいを感じている」。着任時の訓示では「報連相」の徹底と「本人と家族の健康」を職員に呼び掛けた。「それぞれの担当が有機的に動き全体がワンチームになれたら」と意気込む。
○…税に携わる道に進み42年目。そのうち20年ほど、東京国税局の調査部で勤務した。大企業相手に「適正・公平な目を持つ」ことを心掛けていた。「気分や感情が出てしまうこともあるが、税務調査は情緒で判断してはいけない」。その意思は税務署勤務でも変わりなく、適正かつ円滑な納税業務の実現に務める。語りの端々に感じる冷静さは「『税務署の人』という役を全うしようとしているからかな」と笑いながら話す。
○…宮城県桃生郡河北町(現在の石巻市)出身。「田舎の純朴な学生だった」。高校生の時、進路選択で一度は大学進学を諦めたが「国税局に勤めれば夜間学部という形で叶う」と先生に勧められ、その道を歩み始めた。結果的に夜間学部も卒業することができたが「両方をやり切るのは大変だった」。高校、大学ともに商学系。学びのすべてが今につながり「うまくハマった」ように感じている。
○…署長を務める顔とは打って変わり、趣味では感情を開放する。自転車にヨガ、アリーナでの音楽ライブ鑑賞など充実した余暇を過ごす。3人の子育てが落ち着き、30年連れ添う妻と「仲睦まじく、互いの趣味を一緒に楽しんでいる」。ワークライフバランスを署長自らが体現し、「職員らにとって楽しむ見本になれれば」と笑みをこぼした。
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