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さがみはら中央区 人物風土記

公開日:2025.09.11

市民団体「地域をたがやす会 tagaiyas(タガイヤス)」の代表を務める
熊谷 由加さん
並木在住 57歳

つながり深め楽しい街に

 ○…若手人材が互いの得意なことを組み合わせてイベントを行う市民団体。フラダンスや野球の体験教室、パン作りなどのワークショップを通じて、親子が主体的に楽しめる場を設け、地域の新たなつながりの創出を目指す。

 ○…南区東林間出身。武蔵野美術大学で油絵を学び、美術教育の道へ進んだ。40歳の時、自身の絵画教室を開くために実家から近い中央区内にアトリエを構えることを決めた。過去に自宅が火災に遭った時、近所の人たちが助けてくれたという体験から地域のつながりの重要性を感じていたこともあり、地域で商売をするならと自治会に加入した。長年にわたって役員を務める中で、「もっと若い人とも話したい」という思いを抱き、地区や自治会加入の有無に捉われない団体を立ち上げようと決意。4月に光が丘地区で「tagaiyas」を設立した。「回覧板が届かない人たちの声も拾って、街をより楽しくしていきたい」

 ○…美術教育を通じて多くの子どもと接する中で、人の成長や発達への探究心が強まった。「単位取得のためにやらなきゃいけないという状況ならそもそもやる必要はない。やりたくなった子に環境設定をして、やれるように導くのが指導者」。そんな思いから、会での活動も「主体的であることが大切」と考える。

 ○…「社会の変化に合わせて地域の在り方も変わっていくべき」。住民同士のつながりが希薄になっていく中でも、防犯など地域として取り組むべき課題を見据え、イベントを通じて街を盛り上げていく。「仲間がやりがいを実感できるような活動を続けたい。そして、『この街には楽しいことがある』と思ってくれる人を一人でも増やせたら」

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