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さがみはら中央区・緑区 教育

公開日:2026.10.08

夢の丘小 「食品ロス」構造から探究 地元企業や日本JCと連携

  • 「なかや」の担当者と話し合う「規格外野菜売り場」グループ

    「なかや」の担当者と話し合う「規格外野菜売り場」グループ

  • JCメンバーから助言を受ける児童たち

    JCメンバーから助言を受ける児童たち

 夢の丘小学校(南区)の4年生が今年度、総合的な学習の時間で「食品ロス」をテーマにした探究活動に取り組んでいる。単に「もったいない」と意識するだけでなく、生産や販売の現場にある経済や社会の構造を考えながら解決策を模索。中でも規格外野菜に着目し、地域の企業や大人の協力を得ながら学習を進めている。

 児童たちは1学期、食品廃棄物のリキッド発酵飼料化を行う(株)日本フードエコロジーセンター(中央区田名塩田)を見学。さらに、地元農家・(株)相模原大樹農産(緑区大島)やスーパー「なかや」相模原当麻店(南区当麻/(株)仲屋商事)から現場の声を聞き、食品ロスの背景を学んだ。こうした活動を踏まえた具体的な解決策として、規格外野菜を使ったメニュー開発、野菜くずを使った肥料作り、啓発ポスターや塗り絵、ポップ、動画などの作成、フードドライブなどの実践を決定。9月17日の授業では、実践内容ごとに9つのグループに分かれて活動を進めた。

 (株)相模原大樹農産から規格外野菜の提供を受け、「なかや」相模原当麻店に売り場を設置するグループは、野菜をどのように並べるか、野菜を入れる袋や宣伝方法について同店の担当者と真剣に相談。「今度スーパーで値段や売り方を調べてくる。規格外野菜を売って、食品ロスを減らしたい」と意気込みを語っていた。

 成果を地域に還元するため、今後は11月と12月に学校でプチマルシェの開催を予定。2月には集大成となるイベントを計画しているという。

地域の大人が伴走

 今回の学習には、総合・探究学習の支援を全国各地で展開している、日本青年会議所・次世代教育システム確立委員会(村上翔一委員長/相模原JC)も協力。多様な大人が関わることで児童の探究を深める狙いがあり、実際にJCメンバーが授業に参加。児童への声掛けや教員のフォロー、地域の事業者とのマッチングなどを担っている。同校を訪れた同委員会の忠田浩兵副委員長は、「いろいろな大人が関わることで、現代の教育で重視されている『生きる力』を育むことにつながる。地域の大人が伴走する仕組みを、今後さらに広げたい」と話す。

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