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公開日:2026.06.25

麻溝地区 鳩川で児童がアユ放流 清流目指す地域団体が企画

  • ゆっくりとアユを川に放流する児童

    ゆっくりとアユを川に放流する児童

  • 児童に思いを話す藤堂さん

    児童に思いを話す藤堂さん

 市立夢の丘小学校(当麻)の2年生児童らが6月10日、麻溝地区を流れる鳩川の下溝一号緑地(新一の沢橋)付近でアユの放流を行った。地域の環境整備に取り組む有志団体・TODOグループが鳩川の清流化を目指す活動の一環として企画。相模川第一漁業協同組合の協力のもと、用意されたアユ700匹が子どもたちの手によって川へと放たれた。

 同グループは15年ほど前に、地域の自然を守ることを目的に藤堂進さん(87・下溝在住)が中心となり発足。「鳩川をホタルの生息域に」をテーマに河川の除草や清掃活動などを続けてきた。発足当時は「不法投棄も多くひどかった」と、藤堂さんは振り返る。定期的に整備を続けてきたことで、生き物が見られる川へと、本来の姿を取り戻しつつある。藤堂さんは「アユもホタルも清流を好む。子どもたちにも自然に触れてもらいたかった。鳩川の浄化活動にも弾みがつけばという思いもある」と今回の開催理由を話す。

地域一丸で

 「第一回鳩川鮎放流祭」と名付けられたこの取り組みには、麻溝地区の自治会や公民館、まちづくりセンター、青少年健全育成協議会なども賛同。県津久井治水センターや市水みどり環境課の職員らも準備から参加し、皆が協力して子どもたちが安全に水辺と触れ合える環境を整えた。

 実施前に行われた「アユ授与式」であいさつに立った本村賢太郎市長は「この川はとってもきれいですね。多くの人の手できれいに保たれているのだと思う。感謝しています。この河川を大事にしていきたい。皆さんもアユの放流を通じて、命の大切さと自然の恵みに感謝し、楽しんでほしい」と呼び掛けた。

 放流するアユは10cmほどの若アユ。遡上し、11月頃にまた下ってくるという。同漁協の岸浪孝志副組合長から「優しく、元気になるようにと言いながら放してね」と教わった児童たちは、元気よく「はい!」と返事をした後、川のほとりでアユを放流した。児童からは「めっちゃあばれてた」「アユを川に帰すことができて良かった」「楽しかった」などの感想が聞かれた。

 藤堂さんは「今はまだ姿はないが、将来、ここでホタルが見られるようになったらいいなと思う。川がもっときれいになればきっと叶う。今後も地域一丸で取り組んでいけたら」と期待する。

緑地に愛称を

 今回アユが放流された鳩川は「県」が管理、その隣の緑地は「市」の所有地となる。同グループは河川同様に、その緑地の整備も行ってきた。子どもたちが遊んだり、地域の人たちが休んだりできる空間が広がる。

 しかし、「名前がね、下溝一号緑地って言いづらいでしょ。皆に親しんでもらえるような名前だったら」と藤堂さんは話す。同地域では今後、この緑地に愛称を付ける動きもあるそうで、今後の展開に注目したい。

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