大和 社会
公開日:2026.08.07
誰もが活躍できる場を 岩崎北分署長にインタビュー
大和市北分署の岩崎紀江北分署長(54)は、大和市で初めての女性消防吏員として活躍している。これまでの経緯や、現在の活動、今後の消防に対する思いなどについて話を聞いた。
「女性でもなれる」
横浜市で生まれ育った岩崎さんは、中学校にいた女性の体育教諭にあこがれを抱き、同じ道に歩もうと考えていた。
「消防吏員は男性がなる職業というイメージが強かった」。しかし、母親が女性の消防吏員を見かけたことをきっかけに「女性でもなれるんだ、こんな道もあるんだ、と衝撃を受けた」と述懐する。大和市消防の吏員募集を見つけ、この道に進んだという。
岩崎さんは、大和市消防では初となる女性吏員として採用された。「昔から男性が多い環境にいることが多かったので、戸惑いはなかった」と振り返る。
救急隊に配属
入庁してまずは予防課で約6年、消防署管理課で3年間活動し、2004年に救急隊へ配属された。「それまで女性の当直施設がなかったので、この時が初めて女性が当直勤務に就いたことになる」と岩崎さん。「消防吏員として現場に出たいという思いがあった。これまでの業務も重要だが、やっと人の命を直接助けることができると思うと、うれしかった」と笑顔を見せる。
その後は、消防総務課や救急救命課など、様々な課を渡り歩いた。「色々な部署の経験をしたからこそ、どこに配属されても他の吏員の動きを把握できた。さらにそれを他の吏員に伝えることもできた」と話す。
アドバイザーに
2025年4月から北分署長に着任したほか、現在は女性消防吏員の職務上の活躍を積極的に支援するために有識者を派遣し、人材配置や効果的な広報などの助言を行う「女性消防吏員活躍推進アドバイザー」としても活躍している。
これまでの経験を通じて「『女性だから』と特別視してはいけないし、特別視されるものだと思うのも違うのでは」と考える。今後の目標は、「女性消防吏員の職域を拡大すること。私の経験を伝え、男女関係なく活躍できる環境を作っていきたい」と前を向く。「そして、その方々が他の部署に配属された時、その考えを広めてもらえれば」と期待している。
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