全国の中小製造業社が自社の技術を注ぎ込み製造した”コマ”の性能を競う「全日本製造業コマ大戦G2南関東予選 彩の国ビジネスアリーナ場所」が1月29日(水)・30日(木)、さいたまスーパーアリーナで開催される(全日本製造業コマ大戦協会主催)。市内からは唯一、(株)大塚鉄工所(橋本台/大塚正浩代表取締役)が出場。2位以内に入ると、来年開催される「G1大会(全国大会)」に出場することができる。「出るからには勝ちたい」と同社は意気込みを見せている。
「全日本製造業コマ大戦」は、「製造業、町工場に活力を」と中小製造業社の有志で協会を立ち上げ2012年2月に初めて行われた。以来、そのユニークな取り組みに注目が集まり、昨年開かれた第2回大会には、全国から200社以上が参加したほか、全国各地でエキシビジョン大会が行われるなど、”コマ熱”が高まりをみせている。
大会に出場できるコマは、直径20㎜以下であれば材質、重さ、形は自由。土俵の上で相手より長く回すことができるか、土俵の外に押し出すかで競う。そうした戦えるコマをいかに作るかが、製造業社としての技術の見せ所となる。
今月末に開かれる南関東予選は、東京、埼玉、神奈川、千葉、山梨の1都4県の40チームが参加。上位2チームが全国大会へ出場することができる。
同予選には、県内から14チーム、市内からは唯一、精密機械部品の製造・加工・溶接・組立を主な事業とする(株)大塚鉄工所が参加する。同社は、所属する「相模原市青年工業経営研究会(青工研)」内でこのコマ大戦が話題となり、2年前に渋谷で開催されたエキシビジョン大会へ出場。「長く回るコマ」を研究し、普段事業で使う道具、材料でコマを製作。その後も何度かエキシビジョン大会に参加するもいまだ勝ったことがないという。今回、リベンジの意味も込めて初めて全国大会の予選に挑戦することになった。大会には、入社3年目の高木原勇介さんが出場。「どんなコマを作るかはまだ検討中」と話す高木原さんは「ぜひ勝ちたい」と意気込みを見せる。
相模原場所を開催
予選会とは別に、市内でも”コマ熱”を高めようと、青工研が中心となり、エキシビジョン大会「相模原場所」を2月1日(土)、市立産業会館で開催する。市内だけでなく、過去の全国大会優勝チームなど30チームが参加予定だという。「もとは多くの人に見てもらおうと、昨秋にさがみはらフェスタで開催予定だったが台風で中止に。ぜひ多くの人に見に来てもらえれば」と大塚社長。相模原場所についての問い合わせは青工研事務局【電話】042・753・8136へ。
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