明日6月19日(金)から行われる全国高等学校陸上競技対校選手権大会(インターハイ)の南関東地区予選会に、強豪ひしめく県予選を勝ち抜いた相模原総合高校陸上部が県代表として、4種目で出場する。全種目でインターハイへの出場の可能性を秘めており、陸上部顧問の天野真一教諭は「県立の雑草魂で、権利を勝ち取って欲しい」と期待を寄せている。
山梨県甲府市で行われる南関東大会に出場するのは、400mハードルと400mに出場する武居颯選手(3年)、800mの江成みなみ選手(2年)、4×400mリレーの古戸柚生選手(3年)、大箭(おおや)涼太選手(3年)、佐藤瑞月選手(2年)、武居颯選手の5人。5月17〜24の4日間に開催された県予選(上位6位までが関東へ出場)を、400ハードルと400は3位と4位、800は4位、リレーは6位の好成績で出場を決めた同陸上部。主将の武居選手は「県予選に出場したほぼ全選手が、市予選よりも大幅にタイムが向上しました。ここにきて、全員力をつけています」と県大会での健闘を振り返る。強豪私立校の全国でもトップクラスの選手が揃った神奈川県予選を勝ち抜き、4種目で関東へ出場をするのは、同校では初のことで、県立高校としては県内でも珍しいという。
同校陸上部の部員30人は、全員がほぼ中学時代は無名の選手で高校に入って力をつけた精鋭。選手同士で競争意識を持って厳しい練習をこなし明日からの大会へ備えてきた。天野顧問は「選手全員が厳しい練習に耐え、本当に力をつけています。練習に対する姿勢や集中力は、強豪私立校に負けないものがあります」と選手の頑張りを称える。
江成選手は「インターハイへ向け、予選・準決勝を勝ち抜き、まずは決勝に残りたい」と話し、武居選手は「ハードルは最低インターハイへ出場、他の種目はまずは決勝進出を目指したい」と話している。天野顧問は「今の調子なら全種目でインターハイの可能性があるので、トラック部門4種目でインターハイの快挙を達成して欲しい」と話していた。
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