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さがみはら緑区版 公開:2016年11月10日 エリアトップへ

大島小学校 思い出、未来へ届け 40周年記念で児童が描画

教育

公開:2016年11月10日

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高さ約2m、幅3〜5mのまとあて3つを鮮やかに色付けた=10月29日
高さ約2m、幅3〜5mのまとあて3つを鮮やかに色付けた=10月29日

 大島小学校(大島/米澤由美子校長)が今年創立40周年目を迎えたことをうけて10月29日、児童を中心とした有志により、校庭東側の「まとあて」と西側にある「ドリームサンド」の描画作業が行われた。記念事業として行われたこの取り組みは「40周年大島小リフレッシュ計画」と題され、当日は児童をはじめ教員、PTA、保護者ら約120人が作業に携わった。

 大島小学校は1977年4月に開校した。40周年目を迎えたことをうけて今年6月、米澤校長と児童会役員の間で、「思い出に残ることがしたい」という話が持ち上がった。そこで、壁画が薄れ判別できなくなっていた校庭のボール当てに使う3カ所のまとあてと砂場にある遊具・ドリームサンドの色塗りを企画。児童会だけでは実行が難しいため、PTAや保護者にも協力を依頼し、児童会役員が運営委員会として事業を進める運びとなった。原画は夏休み前に校内で募集し、9月初めに運営委員が75点の応募の中から「笑顔」のテーマに沿い、シンプルで元気が出るようなカラフルな作品5点を選考。近隣の相模原総合高校の美術部員によってアレンジされ、PTAにより白塗りされた壁に、10月の中頃に同部員が下絵を描いた。

 リフレッシュ計画の当日。児童らは刷毛を手に、見本図を見ながら赤や青、黄色など10色の水性ペンキで真っ白な”キャンバス”を彩った。2時間ほどの作業を経て壁画が完成すると、6年生の遠藤拓海さんは、「うれしい。思い出に残る」と、ペンキが付いた顔をほころばせた。この日偶然にも、創立当時に設置されたまとあてが、運営委員の大谷彩乃さん(5年)の祖父が施工したものと判明。今までの壁画は当時の卒業制作として描かれたものだとわかった。米澤校長は「当時の児童の心を受け継ぎ、バトンタッチの気持ちで塗らせていただいた」と感慨深げに話した。また同校のOGで、彩乃さんの母・恵さんは、「親子3代でこの学校の歴史に携われたことに縁を感じます」と話していた。

 作業後、児童会副会長の平本大晴さん(6年)は「児童や保護者などいろいろな人を巻き込みたかった。大人になってこの学校に来た時、あの時やってよかったと感じると思う」と話した。

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