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藤野在住三宅修氏 山岳写真展 60年を回顧 郷土プロ作家の足跡を追う

文化

公開:2018年5月17日

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開催中の企画展(上)三宅修氏(右)
開催中の企画展(上)三宅修氏(右)

 郷土資料館「吉野宿ふじや」(吉野214)で6月10日(日)まで、企画展「吾が心の山〜山岳写真家三宅修の踏み跡」が開催されている。吉野宿を運営するNPO法人ふじの里山くらぶは「郷土在住の著名な写真家・三宅氏の企画展を初めて開催するので、この機会にその作品をぜひ見て欲しい」と来場を呼び掛ける。主催は市立博物館。

 吉野宿は、江戸時代に賑わった甲州街道沿いの宿場。その大半は、1896年(明治29年)の大火で焼失した。その後、焼失した旅籠屋の一つ「藤屋」が再建され、当時の吉野宿の雰囲気を伝える唯一の建物となっている。吉野宿ふじやは、来館者の増加や藤野地域の文化・歴史の継承、発信を目的に、昨年4月から活性化事業をふじの里山くらぶに委託。同くらぶは市立相模原博物館と協働し、企画展など様々な催しを開催している。

 三宅修氏は1932年東京生まれ。編集者を経てフリーの山岳写真家として活躍し、64年に日本唯一の山岳写真プロ作家による「日本山岳写真集団」の設立に関わり、以後13年間代表を務めた。74年から芸術の町として知られる藤野に移り住み、数々の山・植物の写真を撮り続けている。

30数点を展示

 企画展は6月10日(日)(月曜休館)まで、午前10時から午後4時まで開催。期間中は「アルプス讃歌」13点、「中級山岳の煌き」1点、「裏山の四季」14点、谷文晁「日本名山図会」を追う3点、「厳冬の記憶」3点の他、三宅氏の写真集や著書などが多数展示されている。6月10日の午後1時30分から三宅氏のギャラリートークを予定。三宅氏は「60年の山岳写真家としての踏み跡を振り返り、写真・文章の全作品の中から選んだ個展です。地元にこんな人間も住んでいたことを知って頂ければ」と来場を呼び掛けている。問合わせは、ふじの里山くらぶ【電話】042・686・6750。

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