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3月28日
市内唯一の小中一貫義務教育学校「青和学園」(青野原/小畑弘文校長)で、児童が地域住民とともに収穫したりんごを使ったジェラートが限定販売された。地元ジェラート店の協力によるもので、生徒たちは青根産りんごの良さを伝えようと、ポスター作りなどのPRに奮闘した。
青根にある旧青根小学校の校庭では、以前から地域住民がりんごを育てており、昨年の青野原小・中(現青和学園)との学校統合後も継続して栽培している。青和学園の3年生(8人)は今年、総合学習の一環でりんごの収穫に参加。およそ100個を収穫し、9年生(8人)が「何か商品にできないか」と考えていたところ、城山にあるジェラート専門店「Megu Gelato」(メグジェラート)が賛同し、特製のジェラートを製作・販売することになった。
店主の塩田恵美さんによると、このりんごは「酸味が強く、良い意味で"野性味"があった。酸味はジェラートを作る上で大事なポイントなので、非常に製品化に向いていた」と話す。甘くなりすぎないように糖分を調整しながら加工し、素材の味を活かしたソルベを完成させた。児童もこれを宣伝活動で応援。11月15日には、収穫を手伝った3年生とPR用ポスターを製作した9年生が同店を訪問し、店頭にポスターを貼り出した。
限定販売は11月20・21日・23日の3日間実施。店頭のポスターを見た地元客や観光客が集まり、旬のさわやかな味に舌鼓を打った。中には午前10時30分のオープンから正午には完売してしまう日もあり、塩田さんは「ポスターを熱心に見て写真を撮ってくれたり、お客様の反応も良かった」と3日間を振り返った。
今回の地域住民・学校・地元専門店とのコラボ商品販売に、小畑校長は「学校が軸となって地域の活性化につながった好例だと思う。来年もさまざまな形に発展させぜひ取り組みたい」と期待を寄せた。
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