さがみはら緑区 社会
公開日:2026.06.25
4人の若者が命救う 夜の宮ヶ瀬で説得 津久井署が感謝状
宮ヶ瀬湖で自殺を図ろうとしていた20代の男性に声を掛け思いとどまらせたとして、津久井警察署は6月18日、4人の若者に感謝状を贈呈した。
人命を救助したのは、麻生太雅さん(20)、佐藤寛斗さん(20)、溝呂木省吾さん(20)、柳田優仁さん(20)。4人は幼なじみや同級生のツーリング仲間で、6月4日の夜にバイクで宮ヶ瀬湖を目指していた。虹の大橋でうずくまる男性を見つけて声を掛けると、不穏な空気を感じ取り男性を説得。バイクの後ろに乗せて近くのコンビニに誘導した。「今にも泣きそうで殺伐とした雰囲気だった」と溝呂木さん。コンビニに到着すると、男性の携帯電話に母親や警察から着信があり、4人は電話に出るよう促した。麻生さんは「家を出る時に死をほのめかしていたようで、親が心配して警察に連絡していたんだと思う」と振り返る。現場に警察官が到着すると、男性を引き渡した。
贈呈式では、小出雅彦署長が「的確な判断と積極的な声掛けで尊い命を助けていただいた」と感謝状を手渡した。その後、ツーリングの話で盛り上がると、佐藤さんは「バイクで移動して少し心が落ち着いたのだと思う。バイク好きになってくれたらうれしい」などと話した。
一連の出来事を振り返り柳田さんは「(自殺を)止められて本当に良かった」と安堵した表情を見せると、4人は「生きていると辛い事はあるけど命を投げ捨てるのはもったいない。その中で幸せをつかんでほしい」と言葉に力を込めた。
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