地域住民や来街者に、街や個店の魅力を知ってもらうイベント「新春!アプリdeスタンプラリー!」が橋本商店街協同組合(古橋裕一理事長)で始まっている。同商店街が運用する「アプリ」を活用したスタンプラリーで、ポイントエリアを巡ると賞品が当たる楽しさはそのままに、人との必要以上の接触を避けながら街の回遊性を高める現代版スタンプラリーとなっている。
同商店街は加盟店約150店舗のうち約3割が飲食店。同商店街事務局によると、美容室などのサービス業も多く、コロナ禍で売り上げの落ち込みが激しかったという。それでも、一昨年の春頃から現在まで、閉店した店舗は7軒、居酒屋やケーキ屋など新たにオープンした店は10軒と、「各店コロナ対策に工夫を凝らし、現状に耐えながら新しいことを始めるなど頑張ってきた」と担当者は話している。
今までハロウィーンイベントなどでミニスタンプラリーを行ったことはあったが、公式アプリを活用したスタンプラリーイベントは初の試み。街の情報を知ると共に商店街に関心をもってもらい、今まで入ったことのない個店に目を向かせることが目的。さらに、スタンプラリーのゲーム要素や個店スタッフとのコミュニケーションを通して、商店街に親しみを感じてもらうことも意図されている。
スタンプ3つでガラポン
参加希望者は、あらかじめスマートフォンで「橋本アプリ」のダウンロードが必要。表示される商店街エリア内のポイントや、加盟店内のどこかにあるQRコードをスキャンすることで、電子スタンプを獲得できる仕組みだ。電子スタンプの獲得条件は店舗によって異なり、店舗利用が必要となる場合もある。このスタンプを3つ集めるとアプリ内でガラポンに挑戦することができ、加盟店で使えるデジタル商品券や家電などがその場で当たる。
参加店は約60軒、JR橋本駅、京王線橋本駅などにも「ボーナスポイント」としてQRコードが設置される。1日のガラポン回数に制限はないが、多くのQRコードは1日1回読み取ると再読み取り不可となる。
古橋理事長は今回のイベントについて、コロナ禍のカンフル剤としての効果を期待しつつ「参加しやすく賞品も当たるので、地域住民への還元イベントとしての意味合いが強い」と話した。
スタンプラリーや景品交換期間は31日(月)まで。問い合わせは同商店街事務局【電話】042・772・2543。
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