国際ロータリー第2780地区の2022―23年度のガバナーを務める 佐藤 祐一郎さん 東京都中野区在住 64歳
「知好楽」で出会いを楽しむ
○…世界的な奉仕団体ロータリークラブ。横浜市と川崎市を除く神奈川県域の第2780地区の今年度の舵取り役として重責を担う。「取り戻そう」「記憶に残る年にしよう」と、今年度は2つのスローガンを立てた。「コロナでロータリーの理念を失っていないか。それを各クラブが会長を中心に考えて活動してほしい。そして活動するクラブの支援をしていきたい」と話す。
○…津久井中央RCの創立メンバー。これまでに会長や幹事も経験してきた。「ロータリーは奉仕団体だけど、親睦や仲間づくりが魅力」とにっこり。これまでにRCを通じてたくさんの人に出会ったことを誇り、「ロータリアンは素晴らしい人が多い。ここでなければ知り合えない人もいる。知識や知恵を得られるのはもちろん、自分の成長にもつながっている」と話す。
○…相模原市の出身。幼少の頃に都内に引っ越し、八王子市の小学校に通った。小学生で剣道を始め、高校時代には剣道部を創部するなど青春を謳歌した。大学卒業後にアメリカに語学留学するも呼び戻され、父親が経営する相模湖カントリークラブを手伝うように。「気付いたら今に至っているね」。現在も相談役として関わる。家族は夫人と2人の娘、1人の息子。これまでに業界団体やPTAなどにも参加し「多くの人と出会えた」と感謝する。
○…7月からガバナーとしての1年が幕を開けた。まずは地区内66クラブを順番に訪問する。「体力勝負だね」とふっと笑う。そして「1人でも多くの人に楽しんで活動してほしい」と言う。「知好楽」。何事も楽しんでいる人には敵わないという『論語』の言葉を引き合いに出し、「出会いを楽しんでやっていきたいね」。