さがみはら緑区 経済
公開日:2026.04.14
農作物への思いつなぐ A型事業所がブルーベリー農園を継承
三ケ木の観光農園「農家団欒ブルーベリー農園」が今年3月、就労継続支援A型事業所「風の谷」(運営/(株)SKコンサルタント)に事業を継承した。同園は6月から「農家団欒 風の谷 ブルーベリー農園」として新たな一歩を踏み出す。
東京都昭島市に本社を構え、人材派遣業などを営むキャストワン(株)が地域社会への貢献を目指して約7年前に始めた同園。ブルーベリーや野菜が収穫できる農園は賑わいをみせていたが、農園代表を務めていた黒澤信弘さん(78)が昨年大病を患い、農園の継続が難しい状況に。「一人でやっていくのは限界」と継承者を探し始めた。
縁が繋いだ事業継承
黒澤さんはかねてより参加していた新規就農者のネットワーク「東京NEO―FARMERS!」の会合で出会った、「風の谷」の板橋健太さんに昨年末、「農園を引き継いでほしい」と相談。すると、とんとん拍子で話が進み、3月に事業継承の契約へと至った。板橋さんは「ちょうどタイミングが合ったんですよ」と振り返る。
「風の谷」は2022年に認定農業者の資格を取得。直売所の運営や野菜の買い取りを通じ、就労支援利用者が物流や販売を担う、農福連携をスタートさせた。その翌年から八王子市内に農地を確保し生産規模を拡大。約30人の利用者を企業への就職につなげている。
黒澤さんからバトンを託された板橋さんは今年1月、同ネットワークの仲間で野菜の販売や定着支援に取り組む中山麻美さんに「風の谷が農地を引き継ぐので運営管理をお願いしたい」と相談した。中山さんは「やりたい」と快諾。風の谷と業務委託を結び、今後は園長として販売戦略なども担う。次に、同じく同ネットワーク仲間で新規就農を目指し農家で働いていた小澤由香さんに「社員として現地で農園の管理をしてほしい」と声を掛けた。小澤さんも「現地での農作業に魅力を感じた」と了承。3人は共に手を取り合った。
新しい農業のかたち
同園は今後、利用者のステップアップの場としての役割も担う。「どう活動してもらうか」はまだ考案中。中山さんは不安を抱えつつも「ここからどんな人たちと出会い、新しい農業のかたちをつくっていけるか」と期待に胸を膨らませる。これからもアドバイザーとして農園に携わるという黒澤さんは「今よりもっと大きくなってほしい」と笑顔で語った。
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