さがみはら緑区 社会
公開日:2022.11.17
第一生命
検診の大切さアピール
がんへの理解 歩いて啓発
第一生命保険株式会社八王子支社橋本第一営業オフィスは10月24日、ピンクリボン&ゴールドリボンウォーキングを行った。
ピンクリボンは乳がん、ゴールドリボンは小児がんへの理解や支援を求める際のシンボル。当日は同社の社員ら約70人が各色のシャツを着て、橋本駅北口から橋本公園までを3グループに分かれて歩き、検診の重要さなどを訴えた。同社の掃部貴之さんは「地域への啓発活動として昨年に続き今年も実施した。一人でも多くの方に早期発見の重要さを知っていただき、検診に行ってもらえれば」と話した。
「まさか自分が」
啓発活動に準備などで参加したAさん(52)は、昨年のピンクリボンウォーキングに参加。その後の会社の健診で乳がんが見つかり、今年4月に手術を受けた。検診結果を聞いた時のAさんの感想は「まさか自分が」だったと言う。しかし、祖母や母など家系にがんが多く「やっぱり」とも思ったそう。会社でがんについて勉強していたこともあり、「ショックよりも覚悟を決めた感じ。今のがんは早期に発見できれば治る可能性が高いというのも知っていた。仕事のおかげで受け止められた。逆に知らなかったらショックは大きかったと思う」と続ける。
今回の啓発活動ではグループの仲間とチラシを作成し、Aさんの思いや治療スケジュール、実際にかかった費用など、体験したことをまとめた。「ぜひ検診は受けてほしい。『もし自分ががんになってしまったら』と想定して家族で準備することも大切」と話す。作成したチラシでは早期発見のためにこのように呼びかける。「未来のあなたのために、あなたの大切な人たちのために一歩踏み出してほしい」
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