世界3階級制覇を達成したプロボクシングWBC世界バンタム級王者の中谷潤人さんが3月8日、相模原市役所を訪れた。相模原が誇る世界のスターを本村賢太郎市長やファンらが出迎え、お祝いムード一色に包まれる中、中谷選手が快挙達成の喜びを報告した。
中谷選手は2月24日、両国国技館で行われた世界タイトルマッチで同級王者のアレハンドロ・サンティアゴ選手に6回TKOで勝利。強烈なワンツーで1度目のダウンを奪うと、再開後の猛ラッシュで2度目のダウンを奪い、圧巻の強さを見せつけた。
26歳の若さで日本人としては7人目の世界3階級制覇を達成し、無敗での達成は井上尚弥選手らに続く3人目の快挙となる。
この日の報告会の会場となった市役所1階のロビーには地元の支援者やファンらが詰めかけ、多くの人でごった返すほど。相模原市ホームタウンアスリートや名誉観光親善大使にも認定されている中谷選手に対して本村市長から「称讃の楯」が贈られた。
本村市長は「相模原市の72万人の市民を代表してお祝いを申し上げたい。今年は市制70周年を迎える。こういう年に世界チャンピオンとしてこの地に住んでいることに感謝している」などと称えた。
力強く「PFP」宣言
多くのファンが見守るなか、中谷選手は「無事に3階級制覇することができた。バンタム級の未来を皆さんと見れる状態になったことがうれしい。これからもバンタム級での強さを見せていきたい。引き続き応援をお願いします」とあいさつした。報道陣のインタービューに対し「タイミングが良ければ4団体統一王者を狙いたい。目標はパウンドフォーパウンド(PFP/全階級を通じて最強である称号)」と力強く語った。
ファンとのふれあいの場もあり、ファンからの質問に答えたり、サインをプレゼントするためのジャンケンをしたりと、気さくに応じていた。
川崎市内から訪れたという冠真由乃さんは「めちゃくちゃカッコいい。偉大なのに身近だし、謙虚で穏やかな感じがいい。みんなに応援してもらえるチャンピオンだと思う」と興奮気味に話していた。
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