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相模中央建設組合が悪質営業防止ステッカーを無料で配布中 6月15日に職人によるイベントも開催

社会

公開:2025年6月14日

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飛び込み営業防止ステッカーを持つ相模中央建設組合の皆さん
飛び込み営業防止ステッカーを持つ相模中央建設組合の皆さん

 「近隣で工事中の者ですが、屋根が剥がれています。工事した方がいいですよ」などの嘘をついて不安を煽り、不必要な工事を迫る詐欺の飛び込み営業を抑止しようと、相模中央建設組合(相模原市南区相模台1-14-2)がステッカーを無料で配布している。

 相模中央建設組合は建設業の職人や事業主などが加盟する労働組合。同組合事務局の宮澤徹さんは「怪しい訪問営業がここ1〜2年で増えている」と話し、同組合に加盟している職人仲間から「お客様からトラブルの声を聞いた」との報告を多数受けているという。

 相模原市の消費生活総合センターの担当者も、屋根や外壁といった住宅設備に関する工事やリフォームに関する苦情・相談の件数は「2019年頃から増加傾向にある」と話す。

詐欺被害に遭わないために

 宮澤さんは「屋根の破損やズレは基本的に屋根に上がらないと見えないもの」と話し、「無料で点検します」と言われても「絶対に屋根に上げてはいけない」と注意喚起する。家人が見ていないところで屋根を壊して写真を撮り、修理を促す悪質な手法も報告されているとのこと。

 「万が一、契約の方向で話が進んでも即決は避けて」と宮澤さん。飛び込み営業をしてきた業者から必ず名刺をもらい、一定の条件を満たした業者のみ取得できる建設業許可を取得しているか、ホームページやSNSなどで施工事例や事業内容、口コミを確認するなど、信頼できる業者なのか調べることが大切だと話す。「当組合も含めて建設組合に加入している職人は地元の職人が多いので、組合から紹介してもらう方法もお勧め」。

 ほかに契約前に他の業者との相見積もりをとる、家族や第三者に相談することも大切と話し、 市内の組合員が相談員を務める市民住宅相談の活用を勧める。これは市内の各区役所で月1回開催されているもので、予約不要で相談可能。

「タウンニュースを見た」でステッカープレゼント

 同組合が配布しているステッカーは「飛び込み営業お断り! 工事は地元業者に頼んでいます」と書かれたもので、通常は同組合加盟業者の顧客に配布しているが、同組合で「タウンニュースを見た」と申し出れば無料で配布してもらえる(数量限定)。

 6月15日(日)には職人が無料で相談を受け付ける「第48回住宅デー」を同組合の上部団体である神奈川県建設労働組合連合会が開催する。住宅に関する無料相談のほか、包丁研ぎのサービスも行われる(午後1時30分から午後3時30分受付)。詳しくは同組合【電話】042-746-9845。

飛び込み営業防止ステッカー
飛び込み営業防止ステッカー

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