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熊本地震、被災者の想い ラーメン店店主「やるべきことをやる」

社会

掲載号:2016年4月21日号

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 「頭がぽーっとして何を考えればよいのかわからない」。4月14日、熊本県を中心に九州地方を襲った震度7の大地震により、現地は甚大な被害を被った。その後も断続的に大規模な余震が続き、予断を許さない状況が続いている。(4月16日起稿)

倒壊、避難

 町田駅前の熊本ラーメン店「火の国(改)」店主の大田黒順司さんは、熊本市にある実家が今回の地震で被災した。「母親は無事に避難したと連絡が来たけど、家は倒壊してしまった」。一人で店を切り盛りしながら「居ても立っても居られないという思い、母やみんなの顔を見に行きたいという思いはあるが、経験してきた中で、やみくもに向かうのは妥当ではないと判断した」と話す。

「まさか自分が」

 大田黒さんは、新潟や東日本で大震災が起こった際に、現地に炊き出しのボランティアに駆けつけ、店のラーメンや餃子を被災した人たちに配って回った。その後もたびたび被災地を訪れ、地元の商店街の活性化に協力したり、町田の店舗でもチャリティー販売などで復興支援を行ってきた。

 今回の一報を受けたとき、「被災地支援をしてきた自分が、まさか被災者になるとは」と絶句したという。「今までは支援する側に立って行動してきた。いざ自分が被災者になったとき、何をすればよいのか…」。店のお客さんのアドバイスにより募金箱を設置した。

 「今ここでやるべきことをやる」。大田黒さんは「情報を精査し、有益な行動をとりたい。被災地から離れているからこそ冷静な判断で指示ができると思う」と話す。そして「多くのお客さんや仲間たちから、心配や励ましの連絡をもらった。東北の人たちも『寝袋を送る準備ができた』など連絡をくれている。涙が出るほどうれしい」。

市内各地でも支援

 ○社協=町田市民フォーラム4階の町田市社会福祉協議会では、同会事務所受付カウンターに募金箱を設置し(=写真下)、支援を呼びかけている。義援金は中央共同募金会か熊本県共同募金会へ寄付される。

 ○コンビニ=市内各地のセブン―イレブン(59店舗)にも募金箱が設置され、店頭募金活動を実施中。募金箱は各店のレジ横に24日まで設置。義援金は被災地の支援活動に利用される。

 ○町田市=町田市は都から「応急危険度診断士」の推薦要請を受けている。2〜3人で、都から正式要請があれば九州の被災地に派遣される。DMAT(災害派遣医療チーム)も同様に準備を進めている。また市役所および各市民センターなどに義援金箱を設置し、市民へ義援金を募っている。
 

心配して連絡をくれたお客さんたちへの感謝を記した
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