ゼルビアのトップチーム出身の選手が初のA代表に選出―。先月25日、6月7日(水)のキリンチャレンジ杯、13日(火)のサッカーワールドカップ・アジア最終予選イラク戦に臨む日本代表メンバーが発表された。初選出となった3人の中に、サプライズ召集ともいえる、MF加藤恒平選手(PFCベロエ・スタラ・ザゴラ)の名前があった。
現在、ブルガリアの1部リーグでプレーする加藤選手は、2012シーズンにゼルビアに在籍。プロ1年目でありながらリーグ戦29試合、天皇杯3試合に出場した。ゼルビアの広報によると「当時から運動量とハードなマークが持ち味で、ボランチやスリーバックのストッパーとしてプレー」した。しかし、翌年チームがJFLに降格したことに伴い、ゼルビアを1年で退団して海外でプレーする道を選んだ。
立命館大学在学時にアルゼンチンのクラブ入団を目指して渡航するなど、海外への意識が高く、ゼルビア退団後は東欧でのプレーを目指してモンテネグロ1部リーグ、ポーランド1部リーグのチームを渡り歩く。2016年から現チームに所属。今シーズンはリーグ戦28試合に出場して1得点を記録している。
これまで日本国内で所属したプロクラブチームはゼルビアが唯一で、J1でのプレー経験すらない。今回の日本代表選出はゼルビアのスローガンでもある「町田から世界へ!」を具現化する形で実現した。
チームも勝利で祝福!
J2リーグ第16節、5月27日に下関に乗り込んでレノファ山口FCと対戦したゼルビアは、前半26分にFW中島裕希がゴールを決め1-0で勝利した。5月3日以来、5試合ぶりの勝点3。
次節は4日(日)の第17節、ホームの町田市立陸上競技場に愛媛FCを迎え撃つ。午後4時キックオフ。ホーム戦のチケットは市内郵便局で購入可能。
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