発熱や発疹などの症状を起こす風疹は感染力が非常に強い。妊娠初期に免疫が不十分な妊婦が感染すると、出生児が難聴や心疾患などの「先天性風しん症候群」にかかる恐れがある。
主に首都圏において、今年7月から風しん患者が増加している。市内では過去3年間0〜1人の届け出しかなかったが、今年は10月28日までで、9人の届け出があった。こうした流れを受け、町田市では今月1日から、先天性風しん症候群予防対策事業の対象者を拡充し、対応している。
これまでは、19歳以上の町田市民で、妊娠を予定、または希望する女性のみ抗体検査と予防接種の費用助成がなされてきた。それに加え、妊娠を予定、または希望する女性の配偶者等同居者も新たに同事業の対象になる。風しんの抗体検査・予防接種・罹患歴のある人は対象外。
対象者は、抗体検査は無料、予防接種は3000円(生活保護受給者等は無料)で受けられる。町田市保健所保健予防課は「風しんは30代〜40代の男性も多く罹患する。身近に妊婦がいる方は抗体検査を」と呼びかけている。
町田版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|