全国的に児童虐待の件数が近年増加しており、町田市においても2018年度に620件、2019年度は9月末の段階で440件などと毎年増加の一途をたどっている。市では、児童虐待の早期発見と未然防止を目的として、2017年度から市内の公立小学校で子ども家庭支援センターの職員による「出前講座」を行っている。更なる児童虐待防止に対する認知度を拡大させるため2019年12月、市は学生と協働して児童虐待の定義や相談先などをまとめたDVDを制作。今後は出前講座でこのDVDを活用し、子どもたちに児童虐待への理解を深めてもらうとともに、子ども自身からの相談件数の増加や将来的な児童虐待の未然防止につなげたいとの考えだ。
協力したのは桜美林大学演劇部の久保田智萌(ともえ)さん(3年)と同級生ら2人。作中の寸劇にも出演した久保田さんは「幼い子にも伝わるようにセリフをはっきり話した」と述べ、「虐待のニュースをよく見るようになり、何かできないか考えていた。親のケンカも虐待になるなど、携わって初めて知ったこともあり、自分たちのためにもなりました」とコメントした。
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