一向に減らない特殊詐欺の被害を抑止する目的で町田警察署(東田修一署長)はこのほど、神奈川中央交通(株)町田営業所(栗林康夫所長)の協力のもと、同社が運行するバス140台の車内に啓発ポスターを掲示した。同営業所では3月30日、町田警察署による感謝状贈呈式が行われた。
同署管内では3月末までに昨年より6件多い25件の特殊詐欺被害があり、被害額は1億2500万円にも及ぶ。内容は電話で自分の息子や家族をかたる、いわゆる「オレオレ詐欺」が多いという。多くの高齢者が利用する路線バスの車内にポスターを掲示し、家族や友人、近所の人などに注意喚起のメッセージを広めてもらうことを期待する。
同営業所はこれまでにも車内放送やチラシ配布などで特殊詐欺撲滅に向けた情報発信や注意喚起などを行い同署に協力してきた。東田署長は「多くの人に発信する場を作っていただき感謝します。今後もあらゆるツールを活用し、市民に他人にキャッシュカードを渡さない、面識のない人に大事なお金を渡さないでほしいと訴えていきたい」とコメントした。
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