様ざまな奉仕活動を行う東京町田ロータリークラブ(岡資治会長)は10月8日、職業奉仕の一環で木曽中学校(梶野明信校長)で訪問授業を行い、同校の1年生が「働くこと」について学んだ。
同校では、2年生の職業体験の準備となる授業として、毎年市内の様ざまな職種の経営者を講師に迎えて「生」の声を聞いている。
講師は同クラブの会員で市内を中心に印刷業や弁護士、建築設計、郵便局、獣医など様々な職種で活躍する8人。各教室に分かれプロジェクターで会社紹介の映像を見せたり、パンフレットを使って説明しながら、現在の職業についた経緯や仕事への思い、やりがいなどを話し、生徒からの質問に答えた。
講師の一人、日本アルコール物流(株)社長の吉林等さんは、自社で扱うアルコールの種類やそれらを作る工程を説明。CO2排出や光合成の話などにも触れると生徒から「授業で習ったことがある」との声が上がっていた。生徒を代表してあいさつした小川陽斗くんは「醤油にもアルコールが含まれているなど、知らなかったことをたくさん知れた」と感想を述べた。同クラブの岡会長は「講話を聴いた生徒の中からノーベル賞を取る子が出るかもしれない。誰かの何かの言葉で人生が変わることがある。色々な人と出逢い、多様な体験をして将来を選んでいってほしい」と訪問授業の意義を語った。
青少年奉仕に尽力
今年60周年を迎えた同クラブは「コロナ禍で活動できなかった児童・生徒たちに発表の場を創出したい」と10月3日に町田市民ホールで町田市民芸術祭を開いた。岡会長は「開催にあたってはクラブ内でも様々な議論があった。結果として宣言解除後となったが、緩めず感染症対策に万全を期し、周りの皆さんの協力のおかげで安全に開催することができた。熱演した生徒や保護者の喜ぶ姿を見て、正解だったと実感した」と話した。
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