町田 社会
公開日:2022.03.17
市民葬祭
「町田のまちそう」スタート
葬儀の地産地消目指す
町田市がシルバー人材センターに委託し実施していた町田市葬祭事業の終了を受け、市内の民間事業者が集まり「町田市民葬祭事業組合(通称まちそう)」を今月、発足させた。「市民のための安価で厳かな葬祭事業」を継続するため、地元業者が協力し3月16日から新たな受付を開始した。
中心となるのは、市内に事業所を構えるまちだ葬祭店、セんカネコ、東典礼、式典コスギ、永田屋の5社。全社が、経済産業大臣認可の全日本葬祭事業協同組合連合会(全葬連)に加盟している。このほか、町田市生花商組合や南多摩運送などの地元企業と協力。葬儀の地産地消を目指し、連携してサービスを提供する。
利用できるのは、喪主または故人が町田市内在住者(要住民登録)で、市内で葬儀を行う人。推奨斎場は南多摩斎場またはみなみ会館となる。料金プランなどは搬送費や安置施設使用料などを含めて約13万円〜。
同組合事務局理事の伊藤健吾さん(東典礼)は「できる限り不明瞭なものを失くすように準備してきた。随時ホームページで事例などを公開していく予定」と話す。
現状、葬祭業は開業にあたり資格や免許が必要ない。そのため、安全安心な事業者であることを証明する手段として組合への加盟が求められることが多いという。
同組合理事の中島清さん(まちだ葬祭店)は「最近では、ネット検索で上位に出てきても市内に拠点を持たない事業者もいる。長年地元の専門業者としてやってきた気配りを感じてもらえれば」と話した。
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