町田イタリア歌劇団
若手の逸材が集結
22日、23日　連日公演

杉山沙織さん
工藤和真さん

　町田イタリア歌劇団が３月22日（水）、23日（木）の２日間、実力派の若手オペラ歌手が集う連日公演を町田市民フォーラム３階ホールで行う。

　22日（水）は、若手オペラ歌手の杉山沙織さん（メゾソプラノ）が町田に初登場。杉山さんは昭和音楽大学声楽科を首席で卒業後、かわさき新人声楽コンクールで優勝。市長賞、聴衆賞も受賞する快挙を成し遂げた。さらに昨年の第57回日伊声楽コンコルソで２位入賞を果たし、現在は新国立劇場研修所第23期生として研鑽を積む。今夏には、イタリアに世界中から才能溢れる歌手が集まる「ロッシーニフェスティバル」に日本人代表として参加が決定。真に世界を目指せる若手だ。

　共演の福留なぎささん（ソプラノ）も、かわさき新人コンクールで２位を受賞し、新国立劇場「タンホイザー」に出演して好評を博した。一昨年はニッセイオペラ「ラ・ボエーム」のアンダースタディに抜擢される等オペラ、コンサートに精力的に活躍中。

　午後２時30分開演（２時開場）。チケットは２０００円（全席自由）。

　23日（木）は、東京藝術大学・大学院を修了した優秀な若手オペラ歌手４人が町田に集結。

　出演者の工藤和真さん(テノール)は、日本音楽コンクール第２位受賞など、数々の難関コンクールで入賞する逸材。昨年は新国立劇場「ボリス・ゴドゥノフ」のグレゴリー役で｢新国デビュー｣を飾り絶賛を浴びた。

　松原みなみさん（ソプラノ）は、ウィーン国立音楽大学でも研鑽を積みコンクール受賞歴多数。中でも難関日本音楽コンクール優勝、併せて木下賞、畑中賞、Ｅ・ナカミチ賞も受賞する快挙には世の中の注目を集めた。

　山下裕賀さん（メゾソプラノ）は、コンサール・マロニエ21で第１位に輝く。オペラやコンサート、プロのオーケストラとの共演など多数出演し絶賛を浴びている。

　堺裕馬さん（バリトン）は、在学中に安宅賞を受賞。一昨年「セルセ」エルヴィーロ役で二期会デビューを飾り、今春の二期会公演「平和の日」にて司教役で出演が決まっている。

　午後２時30分開演（２時開場）。チケットは３０００円（全席自由）。

おトクな連日チケット

　町田イタリア歌劇団では、連日公演用のおトクなチケットを販売。２日分のチケットを購入すると、５００円引きの特典が受けられる。「２日間、超優秀な若手歌手の歌声を聴けるチャンスです。このメンバーが揃って町田に出演する機会は滅多に実現しないと思われます。ぜひ聴きにいらして下さい」と主催者。

　両日ともに、チケット予約と問い合わせは柴田さん【携帯電話】０９０・１７３４・８１１６へ。