町田 スポーツ
公開日:2023.09.07
「残り、一丸となって戦う」
サッカーJ2首位ゼルビア COOに聞く
町田市をホームタウンとするサッカーJ2リーグ所属のFC町田ゼルビアが残り10試合(9月4日地点)となった現在、首位をキープしている。念願とするJ2制覇、J1昇格が見えてきたなか、チームを運営する株式会社ゼルビアの上田武蔵・代表取締役COO=写真=に聞いた。
――終盤戦に向け、得点源であるエースのエリキ選手が怪我で離脱した
「チームにとって痛いのは確か。ただ、じたばたしても始まらない。来季、エリキと再び同じフィールドに立つためにも残り試合、チーム一丸となって戦っていきたい」
――昨季の低迷から、今季の好調をどう見る
「今シーズン就任した黒田剛監督の強いリーダーシップによるところが大きい。トレーニング、実戦の面で行いたいサッカーを言語化し、選手たちに伝えている。勝ちにこだわる姿勢が浸透しているのではないか」
「また、同じく今季からチームに来てもらった選手の補強面を担当するスタッフの働きもチームの好調を支えていることの1つ。シーズン前、リーグ戦の間も効果的な補強ができた」
――どんなチームを目指す
「町田といえば、ゼルビアと誰もが思い浮かべてくれるような存在になっていければと思う。鹿島といえば鹿島アントラーズ、浦和は浦和レッドダイヤモンズがイメージできるように。そのためにもホームタウン活動に力を入れている。選手たちが町田の小学校を訪問したり、子どもたちを試合に無料招待するなど、進めている」
都心から町田へ
――J1に昇格した場合、何を
「野津田町のホームグラウンドまでのアクセスの向上を図っていきたい。周辺の駅からのバスを増便し、車での来場も増やせるように民間企業と組んでグラウンド周辺の駐車場を確保していければと思う。観客数は今季開幕戦で8千人台。昇格後は1万人を超える観客をスムーズに受け入れられる体制を整えていきたい考えだ」
「また、J1チームという影響力を生かし、23区に住む人たちにゼルビアのファンになってもらえるようアプローチしていきたい。都心から町田へ、人を呼び込めればと思う」
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