町田 社会
公開日:2024.02.01
第三小児童が犬とふれあい
「機会減るなか良い影響」
町田第三小学校(本町田)で先月、児童らと犬のふれあいの場が放課後に設けられた。参加した3年生の児童らは「可愛い」と口にしながら、犬を撫でたり抱っこするなど、目を輝かせた。
同校では数年前まで鳥を飼育していたものの、死んでしまい、以降は児童らが動物とふれあう機会はなくなっていたという。担当教諭は「今の3年生の代ごろから学校で動物に触れる機会がなくなってしまった。今回、子どもたちが積極的に楽しく活動する様子が見られてよかった」と微笑み、児童らを見守った。
この企画は東京都獣医師会町田支部と町田市教育委員会の協力により行われたもので、今年度2度目の開催。市担当者によると、学校での動物飼育は情操教育の一環として重視されている一方で、教員らの負担や夏季休暇中の世話などの理由から飼育する学校は減少しつつあるという。
市担当者は「昨年末にふれあい活動を実施した学校のアンケートでは『動物を大切にしようと思った』などの声が寄せられていた。子どもたちにとって良い影響を与えられていればと思う」と話した。獣医師会支部長の羽太真由美さんは「まだ試験段階ではあるが、今後ふれあい活動が広まっていけばうれしい」と思いを述べた。
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