和光鶴川幼稚園(真光寺町)の園児らが先ごろ、子どもたち一人ひとりが製作したオリジナルの本の貸し出しを始めた。町田市内などで「本をどこで借りても返してもいい」ルールのもと進む読書企画「きんじょの本棚」=本紙で連載中=の1カ所として、同園前に本棚を設置。「どなたでもご自由に」と呼びかけている。
取り組んだのは年長の園児らで、読書好きな子どもたちが「自分の本をつくってみたい」とそれぞれが興味をもつテーマについて先生と対話しながらオリジナル本の製作にあたり、思い思いの物語、絵が描かれた作品が完成。縁があって「きんじょの本棚」企画に参加するようになったという。
同園の室橋由美子・副園長は「子どもたちがやりたいことを追求する時間に取り組んできた。園児らの思いがつまった本。多くの方に手に取ってもらえれば」と笑顔をみせ、「取り組みを進めた園児は今年度で卒業するが、後輩たちが引き継いでいく予定です」と話している。
ラーメンづくりも
一方、本の製作にあたった園児たちとは別のクラスではラーメンづくりに挑戦。紙工作、おままごとを通して、「今度は本物を――」と子どもたちがチャレンジを決め、先ごろ園内に屋台を出店した。
調布市のラーメン店「手打麺祭かめ囲」を訪問し手順を学び、出店に至ったもので、当日は屋台運営も園児らが担当。かめ囲直伝の手打ちの麺、しょうゆと塩味の2種類が用意され、訪れた保護者らを喜ばせた。
園児らのラーメンを食するため、店を休みにしてきたというかめ囲の店主、亀井康太さんは「子どもたちの熱意を受け協力した。こんなにしっかりできるとは。おいしかった」と屋台を切り盛りする子どもたちを見つめていた。
町田版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|