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町田 社会

公開日:2025.10.30

福祉と経済の橋渡し
社協 新会長に深澤氏

 町田市社会福祉協議会の新会長に先ごろ、町田商工会議所の会頭などを歴任した深澤勝氏=写真=が就任した。経済団体出身の会長就任は初。前任の鈴木忠会長が商工会議所の会頭経験者として声をかけ、理事を経て就任が決まった。

 深澤氏は、福祉分野については自身を「素人」と話し、現在は市内のサポートセンターなどの現場に足を運び、社協の幅広い事業について学んでいるという。また自身の役割を、これまで接点が少なかった経済界と社協との「足掛け役」と位置づけ、市内に約1万社ある事業所や、障害者雇用に取り組む企業等に社協の活動を知ってもらうきっかけづくりを担いたい考えという。「企業や個人が社会貢献するのが当然の時代。経済界と福祉の架け橋となる会長がいても良いと考え、引き受けた」と話す。当面の目標は、経済界と福祉の連携を深め、推進すること。「地道に地に足をつけた活動で、支援の輪を広げたい。社協の活動に関心を持ち、接点を持っていただけたら」と呼びかけた。

 深澤氏は町田市を中心に土地開発や建売分譲などを手がける株式会社創建の代表取締役社長。商工会議所の会頭など、長年にわたり経済界で要職を歴任してきた。

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