町田 社会
公開日:2026.01.01
なぜ馬のモニュメント?
南つくし野こうま公園
今年は午年。そこで午にまつわるスポットを一つ紹介。南つくし野こうま公園(南つくし野2の30の1)はすずかけ台駅にほど近く、田園都市線と国道246号に挟まれた位置にある。町田市と横浜市緑区の境目にあたる場所だ。
国道246号側から公園を見ると、目に入るのは3頭の白馬のモニュメント。近づくと大きいものは大人の背丈を越えるほどもあり、そばの銘板から親子を模してることが伺える。
同公園を管理する(一社)町田市緑化協会によると、このモニュメントが設置されたのは1971年。詳細な資料が残っていないため経緯や製作者などは不明だという。
ただ、担当者は伝え聞いた話と前置きした上で「公園周辺の場所は起伏が激しく、その形を見立てて古くから『馬の背』と呼ばれていた。それにちなんでモニュメントが作られたようだ」と話す。確かに横浜市が公開している「長津田歴史探訪マップ」には、同公園の東側(横浜市緑区内)に「馬ノ背」の表記を確認できる。現在では、高い建物などが立ち具体的にどの地形を指して「馬の背」に見立てているのかを判断することは難しいが、公園を訪れ、昔の人の発想力に思いを巡らすのも一興だろう。
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